ツール、第16ステージ。
前日のメカトラブルでマイヨジョーヌを失ったアンディ・シュレックが、
巻き返しの仕掛けをしてくるか?と思われましたが、
意外な事に、カンツェラーラを含むアシスト陣は早々に後退してしまい、
総合争いは特に動きもなく、コンタドールも淡々とキープに終わりました。
アンディがマイヨジョーヌを失った、15ステージでの大きな出来事について少し。
レース終盤、アタックをかけようとしたアンディに突然のチェーン・トラブル。
その瞬時にアタックをかけたコンタドール。
あれはどうなの?と言う声も有りますが、
ステージ序盤なら「待つ」と言う暗黙の紳士協定に頷けるけど、
終盤の勝負所だし、あのカウンターアタックは当然だろう、と言う見方も有ります。
ま、ここは意見は別れる所でしょうね。
どっちを支持するとかってのは、それぞれの価値観次第です。正解ってのは難しい。
自分は、勝負に徹して、トラブルにつけ込んだアタックを支持します。
と言うより、あの日の凄かった所は、遅れたアンディが、被害を最低限に食い止めた、
鬼神の様な巻き返しの追走でした。
その追走を観ただけに、16ステージを期待したんですけどねぇ。w
今日は休養日なので、明日の17に勝負をかけるのでしょうか。
さて、そんな(特に後半の)まったり気分を吹き飛ばしてくれたのは、
山岳ポイント争いと、ランス・アームストロングでした。
今大会を持って、ツールへの復帰はラスト・チャレンジと明言したアームストロング。
(来年からはトライアスリートに戻るそうです。w)
昨年の3位以上を期待するファンの気持ちには添えず、
序盤で大きくタイム差を付けられてしまい、総合争いからは消えました。
それでも、どこかで何かやってくれる、と言う望みにも似た声に応えてくれた訳ですね。
自分は、07年からサイクルロードを観出したので、
正直、アームストロングには、7連覇と言う偉業への敬意こそあっても、
強い思い入れとかは持ってないんですよ。
それでも昨晩のアタックには、感動させられるものがありました。
あの姿に、かつての面影を見た人は多いんでしょうねぇ。
コンタドールがツールでの初優勝をあげた時、
最後のタイムトライアルに、チームカーに添乗しアドバイスを送ったアームストロング。
アスタナでのチームメイトとして、連覇を狙うコンタドールに立ちふさがりもしました。
今、コンタドールとアンディの争いに、何を感じているでしょうか。